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新英語教育研究会神奈川支部HP

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2003 長(おさ)勝彦さん

◎5月春の1日研修会 2003年5月24日 13:00~18:00
 横浜:神奈川県民サポートセンターにて 参加者:21名

●講演:「コミュニケーションを重視した授業と評価」
長(おさ)勝彦さん(日本女子大学講師)
◆ 相対評価から絶対評価へ。「絶対評価」自体がわるいわけではないのだけれど、この言葉を聞くと、なぜか議論が沸騰してしまうようです。「選別のための評価ではなく、生徒を励ます評価でありたいと願うだけでなく、まずどう変わるのかを教員が説明できるだけの知識を持つことが必要です。」と、昨年の会報にも書きました。長先生は長時間に渡り丁寧に解説してくださいました。ありがとうございました。

■参加者の感想
□ 実践に即したお話、ビデオなどもっと見てみたいと思いました。「(大学に招聘される話もあったが)60歳まで中学で」と、できることは全力でやる姿勢に心打たれました。「関心意欲…」「all in English」など、極端に傾斜しないでほしいです。
□ 定年まで現場におられたということは、たいへん尊敬に値することであると思います。文科省の思いつき的発想に対してきびしい批判的提案をされることを期待しています。
□ 矛盾点が多く賛成できないところもあったが、きっと実践力のある方なのでしょう。実際の授業のやり方の方に興味がある。 たとえば「大改革」というのならば文科省にも大改革(クラスサイズを30人にするとか)を迫ってもらいたい。
□ 現状の問題点と今後の対策についていろいろ考えさせられた内容でした。できる限り理想に向かって頑張っていきたい。
□ 英語教師の研修プロジェクトについて:TOEICの得点で英語指導力不足かどうかを判断されるようになるのではないか、人事異動の際にも参考資料にされるのではないかと教職員組合でも心配しています。TOEICの受験対策勉強のために生徒の指導時間が割かれてしまうのはおかしいのではと思います。
予備校、塾に専横されている生徒は高3必修のReadingの授業に興味・関心を示さず、テキストを忘れたり、音読をしなかったり、質問に答えなかったりという状態です。テストの点数は取れてもそのような態度なので良い評価をつけられません。虚しさを感じます。
□ いろいろな先生方の熱い討論があり、その中で私の思っていることもあったので、それぞれの先生方が評価に関して思い悩んでいることがよくわかりました。長先生、有難うございました。
□ 実践のビデオをたくさん見せて欲しかった(たくさん持参されたとのことでしたので)。
□ 大変失礼な感じの発言になりました。つまり、評価の仕方に関われたのは、真に先生のご判断ではないのだと思われます。分析不足、説明不足で会場参加者の納得を得られていないのではと思うのです。
□ ご本人の意図がうまく伝わらなかったのが残念でした。土俵をうまく地ならしした上で議論するともう少し建設的になったように思います。講師の方とのすり合わせをしっかりやるといいのかなと思いました。
□ 内容と質問がかみ合わなかった。
(長先生がおっしゃっていた)「白紙に戻す」とはどこから始めるのか難問。
「改革」の問題点と現場の実態が合っていないので議論しにくかった。
生徒がお互いをencourageする授業をめざしたい。



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